Cesare Candi (1869-1947) チェーザレ・カンディは
19-20世紀のジェノヴァ派を代表する、同世代の中でも特に優秀な製作家の一人。
ボローニャでラファエレ・フィオリーニに師事。
1892年にジェノヴァに移動し自らの工房を構える。本格的に製作を始めたのは数年後、エウジェニオ・プラガ、エンリコ・ロッカらにさらなる教示を得た後であると思われる。
1915年、ジェノヴァ派の第一人者であったエンリコ・ロッカの死後、ガルネリのカノン砲(パガニーニが愛用し没後はジェノヴァ市庁舎に展示されているヴァイオリン)の専属技術者となる。
ストラディバリのスタイルに強く影響を受けており、彼の楽器は端正で精巧な作りである。
また、装飾楽器も多く製作している。
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