2020年初頭から猛威をふるった未知のコロナウイルスCOVID-19。その影響により、日常生活の場やほとんどの場所で人の往来や集まりが制限されました。音楽業界でもコンサートホールや演奏家たちが窮地に立たされ、その生活が脅かされる不安感に苛まれた人たちも多かったことでしょう。私たちはそのような音楽家たちを少しでも支援できるようなアイデアを出し合い、「コロナに負けるな!クラシック音楽界に光をPROJECT」と銘打って、演奏家たちの素晴らしい演奏をクオリティの高い動画撮影をし配信することにしました。岐阜市のカーザップラウジホールの協力のもと、岡崎市のグーマデザイン若井大輔氏らの撮影、名古屋のON music project 北川明孝氏のマネジメントによって、バイオリン専門店ヴィルトゥオーゾの代表 杉田直樹が発案した企画で、その一部をクラウドファンディングによる資金で実現することができました。撮影は17回に及び、この動画はそれぞれのダイジェスト版を連続して繋ぎ合わせたものとなります。コロナ禍の収束により、今だから安堵の中で振り返ることができるでしょう。当時の社会の苦渋に思いを馳せながら、当時の演奏家たちの心のこもった演奏に耳を傾けていただければ幸いです。