クラシック音楽界に光をPROJECT第10弾はトリオ・ニーケさんによるヴァイオリン、クラリネット、ピアノのトリオ。
弦楽器、管楽器、鍵盤楽器の繊細なる絡み合い。二つの世界大戦を挟む激動の時代を背景に、熱い息吹を感じるショスタコーヴィチ、ミヨー、ハチャトゥリアンの名プログラムをお聴きください。
【トリオ ニーケ (TRIO NIKE)】
関西と東海地区のメンバーで結成されたピアノ、クラリネット、ヴァイオリンという編成のトリオ。珍しい組み合わせのトリオと思われがちですが、これは20世紀にはたくさんの名曲が生み出された黄金の編成です。繊細な絡み合いの中に、各楽器の個の力が存分に発揮される演奏を是非お聴きください。
三好 孝市 (ヴァイオリン)
1968年 札幌生まれ。幼少よりヴァイオリンをはじめ、札幌交響楽団創始者の荒谷正雄氏に師事。その後、小4のとき、STV(札幌テレビ)主催の青少年音楽コンクールにて最優秀賞受賞。北海道大学在学中に、PMF音楽祭にて、バーンスタイン、ティルソン=トーマスらの指揮のもとで演奏。卒業後、東京を拠点に、在京のオーケストラを中心に、オーケストラでのエキストラ、室内楽などの活動を行う。その後、愛知県にうつり、現在は、定期的にソロや室内楽の演奏会を行いつつ、オーケストラや吹奏楽の指導、指揮などの活動も行っている。
井上 春緒 (クラリネット)
神戸大学発達科学部卒業、フランス国立リール地方音楽院、及びルーべ音楽院にてクラリネット修士課程修了。ピカルディー国際コンクール第2位、レオポルト・ベラン国際コンクール(パリ)第2位。これまでにクラリネットを、藤井一男氏、村瀬司氏、クロード・フォーコンプレ氏に、室内楽を坂東肇氏、ジャン=ルイ・オレ氏、クリストフ・シモネ氏に師事。フランス各地で演奏活動を行うほか、ペロンシー市立音楽学校(フランス)にてクラリネット講師を務める。帰国後は関西を中心に、ソロ、アンサンブル、オーケストラ等で幅広く活動すると共に、後進の指導にもあたっている。
土師 さおり (ピアノ)
武蔵野音楽大学大学院修了。デトモルト音楽大学を首席で卒業。ロベルトシューマン デュッセルドルフ音楽大学にて国家演奏家資格を取得。2012年カーネギーホールにて演奏会デビュー。イブラ国際音楽コンクールに最優秀賞、ラヴェル特別賞を受賞。国内外の音楽祭に出演。 指揮者西本智実氏が芸術監督を務めるイルミナートフィルのアーティスト。 コウベレックスより2枚のアルバム、「水の戯れ」「ベルガマスク組曲、謝肉祭、ブルグミュラー25の練習曲」を発売中。YouTube にて多数の動画を配信中。大阪音楽大学付属音楽院講師。
曲目
D.ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品
D.Shostakovich:5 Pieces for 2 Violins and Piano
・No. 1. Prelude: Moderato
・No. 2. Gavotte: Tranquillo, molto leggiero
・No. 3. Elegy: Andantino
・No. 4. Waltz: Tempo di valse – Moderato
・No. 5. Polka: Vivace
D.ミヨー:組曲 Op.157b
D.Milhaud:Suite, Op. 157b
・I. Ouverture
・II. Divertissement
・III. Jeu
・IV. Introduction et Final
A.ハチャトゥリアン:クラリネット・ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
A.I.Khachaturian:Trio for Clarinet, Violin and Piano
・Ⅰ.Andante con dolore, con molt’espressione
・Ⅱ.Allegro
・Ⅲ.Moderato
店舗・オフィス紹介