1961年生まれ、デゼンツァーノ・デル・ガルダ(ブレシア)出身。1979年クレモナのヴァイオリン製作学校を卒業し、ジオ・バッタ・モラッシの指導の下、モラッシの工房で活動を開始しました。その後クレモナのヴァイオリン製作学校で指導にあたる時代を経て、市内中心地にアレッサンドロ・ヴォルティーニとともに工房を構えましたが、その後郊外のカザルブッターノに移り、現在もそこを拠点としています。輝かしい受賞歴としては主に以下が挙げられます。1981年、ポツナンで最高のニスに与えられる金メダルを獲得し最年少のファイナリスト製作者として注目されたことをはじめとし、1982年のクレモナの第3回トリエンナーレコンペティションではヴァイオリンとヴィオラで入賞、1985年の第4回トリエンナーレではヴィオラ部門で1位金メダルを獲得しました。翌年にはポツナンのヴィニアフスキーコンクールでファイナリストとなり、若い時代から実力を認められている現代最高峰の製作家の一人に挙げられます。美しいニス、厳選された材料などはもちろん、クラシカルなクレモナ派の名器からインスピレーションを得ています。1990年にクレモナの製作学校で製作を教える指導者となり、2015年には第15回トリエナーレコンペティションの審査員を務めました。2023年のピゾーニュのANLAIコンクールでヴァイオリン部門とヴィオラ部門で同時1位受賞するなど現在注目の製作家となった妻のITOMIGIWAとともにカザルブッターノで製作活動をしています。
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