ジェームズ・タブスイギリスの弓製作史において、最も優秀で多作な名工の一人。生涯を通して1,000本ほどの弓を製作したと言われている。弓職人であった父に手ほどきを受け、1850年に独立している。1858年頃からウィリアム・エブスワース・ヒルに協力して弓を製作しているが、正式に雇用されていた記録はない。彼らの関係は良好とは言えず、徐々に悪化して1870年頃に完全に切れている。以後タブスは、自身の製作した弓に当時協力していたヒルの刻印を見ると、自身の刻印を上から押し直していたという。彼の作品は世界中で人気を博しており、コピーや贋作も数多く出回っている。
店舗・オフィス紹介