VIRTUOSO VIOLINS -ヴィルトゥオーゾ ヴァイオリン- > 楽器制作者 > 弓製作者 > Jean Joseph Martin (1837-1910)

MAKER

Jean Joseph Martin (1837-1910)

Jean Joseph Martin (1837-1910)
ジャン・ジョセフ・マルタン
ミルクールに生まれ育ち、若くして亡くなった父親に代わって家計を支えるため、早くから弓製作に携わる。
1858年、21歳の時にジャン・バティスタ・ヴィオームのもとで働くためパリに移住したが、その時バス代も工面できず370kmの距離を10日かけて歩いたという。
才能とやる気に溢れていた彼は、みるみる頭角を現わした。それを示すように、この頃ヴィオーム工房で製作されていた弓の質が一気に上がっている。
1863年にミルクールに戻り自身の工房を開設。
1870年頃からアシスタントを雇う余裕ができ、活発に工房がまわり始める。弓の多くはメネッソンやJ.T-ラミーのために製作しており、マルタン自身の名前の入った弓は珍しい。アシスタントの中には、若きジョセフ・アルテュール・ヴィネロンもいた。
不運にも1880年にマルタンは工房も家も失うが、製作活動は1910年に亡くなるまで続けた。


Jean Joseph Martin (1837-1910)の楽器一覧